職業病を予防する方法を知ろう

エンジニアには、職業病とも言えるものに肩凝り、腰痛、腱鞘炎などがあります。
これはフリーランスとして働くエンジニアも例外ではありません。

これらになるのは、さまざまな要因が考えられますが、一日中パソコンデスクに向かって座り続け、キーボード入力を続けていることによる部分が大きいのは、明らかです。
エンジニアに限らず、デスクワークで座りっぱなしの職業であれば、いわゆるエコノミークラス症候群の危険性はありますし、血行が悪くなっての肩凝りや腰痛は起こりますので、こまめな水分補給や定期的に体を動かすなどしてケアする必要があります。

最近は、パソコン腱鞘炎やマウスクリック腱鞘炎と言われる、パソコンなどの機器を使用しすぎることによって起こる腱鞘炎の方に注目が集まっています。
パソコンでプログラミングしているエンジニアにとっては、割けて通れないものになっています。
特に、自分の体に合わないキーボードを使用して作業をしていると、必要以上に指や手首に負担をかけることになりますので、腱鞘炎の症状を助長することになりかねません。
また自分にあったキーボードを使用すれば仕事効率もアップするため、エンジニアの仕事におけるキーボードの重要性を今一度確認しておくと良いでしょう。

ちなみに、指や手首を自由に曲げ伸ばしさせるために手の腱は、筋肉と連動して動きますが、その腱を骨に固定しているのが腱鞘で、指や手首の動きで腱と腱鞘がこすれて炎症を起こすのが、腱鞘炎です。
この炎症が悪化すると、腫れて動きが悪くなり、痛みも出てくるようになります。
その上、血行が悪くなり、腱や腱鞘が老化などによって硬くなっていると、簡単に炎症を起こしがちになります。
腱鞘炎が悪化すると、手を動かすだけで激痛が走り、日常生活にも支障を来すことになります。